Project/Area Number |
05750232
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Dynamics/Control
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Research Institution | Kanagawa Academy of Science and Technology |
Principal Investigator |
じん 巨 (財)神奈川科学技術アカデミー, 第7研究室, 研究員
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 磁気浮上 / 交流共振型 / ダンピング / 非線形システム / 線形化 / 鉄板浮上 / 間接ダンピング法 / ダッシュポート |
Research Abstract |
交流共振型磁気浮上技術の研究と応用は、次の二つの問題によって大きな発展を遂げなかった。(1)交流共振型磁気浮上系は動的に不安定で、システムを安定させるに、ダンピングが必要不可欠である。従来、浮上体に直接にダッシュポットをつける方法が採用されていた。そのため、浮上体と環境との機械的な接触をもたらし、完全無接触な浮上が実現できなかった。(2)交流共振型磁気浮上系の理論解析が難しい。実用的なシステム設計方法が確立されていない。 本研究は上記した二つの問題を解決した。主な研究結果は下記の通りである。(1)交流共振型磁気浮上システムの線形モデルを提案し、動的な不安定な原因を究明した。交流共振型磁気浮上系を完全に表すには、五つの非線形方程式が必要である。これらの非線形方程式は互いに相関し、一般解を求めるのは不可能である。本研究は微小信号理論を用いて、これらの非線形方程式を平衡状態の近傍で線形化し、その線形モデルを提案し、システムの設計法を確立した。提案した線形モデルは浮上系固有の動的な不安定の原因を明かすとともに、システムを安定させるための必要条件を導き出した。 (2)従来の直接ダンピング法に代わって、間接ダンピング法を考案し、完全無接触な浮上を実現した。間接ダンピング法は、直接に浮上体にダッシュポットをつけるのに代わって、電磁石にダンピングをかけ、電磁石と浮上体との磁気吸引力を通じてダンピング作用を浮上体に伝わる方法である。この方法を用いて、筆者は鉄板の磁気浮上実験を行った。鉄板を完全無接触状態で宙に浮かせることに成功した。
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Report
(1 results)
Research Products
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