Project/Area Number |
05770493
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Circulatory organs internal medicine
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University |
Principal Investigator |
永田 まこと 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40183272)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 接着分子 / ICAM-1 / Northern blotting法 / in situ hybridization法 / 免疫組織化学 / 以上接着分子は、細胞間接着により細胞間の情報伝達を行い、種々の病態に関与していることが示唆された。 |
Research Abstract |
接着分子のひとつであるICMA-1は、LFA-1のリガンドで、血管内皮細胞・線維芽細胞など多くの細胞表面上での発現が確認されており、炎症反応の進展や増悪に重要な役割を果たしている。今回ICMA-1が炎症のみならず、虚血や薬物(アドリアマイシン・モノクロタリン)などによる心筋細胞障害にも関与しているかどうかを実験的に検討した。また、臨床例では心筋炎・心筋症・虚血性心疾患などの症状の心内膜心筋生検、手術、剖検組織を用いて検討した。 1)mRNAレベルでの検討:心筋組織内のICMA-1の局在を、Northern blotting法およびin situ hybridization法にて検討したところ、これらの病的心においてICAM-1mRNAの増加を認めた。 2)蛋白レベルでの検討:ICAM-1に対する抗体を用いて心筋組織内の蛋白レベルでの局在を、免疫組織化学的手法、RI標識抗体による集積率・オートラジオグラフィーによるイメージング化により検討たところ、心筋内毛細血管の内皮細胞、間質の単核細胞(線維芽細胞・マクロファージなど)、変性心筋細胞に一致して、ICAM-1の免疫活性を認めた。 3)in vivoでの抗体投与による細胞障害の抑制:ICAM-1に対するモノクローナル抗体を障害心モデルラットに投与し、心筋細胞障害が抑制されるかどうかを現在検討中である。 4)さらにサイトカインとの関係も詳しく調べていきたい。
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