Project/Area Number |
05770840
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Kidney internal medicine
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
高添 一典 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (10226780)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 糖尿病性腎症 / 糸球体内皮細胞 / 細胞外基質 / mRNA |
Research Abstract |
糖尿病性腎症の発症進展には高血糖状態が関与していると考えられ、その組織学的特徴としてメサンギウム基質の増加と糸球体基底膜の肥厚が上げられているが、後者の病変の成立については十分な検討がなされておらず、糸球体内皮細胞障害との関連も明らかにされていない。そこで細胞外基質代謝という観点から糸球体内皮細胞の基底膜代謝への関与を考え、培養糸球体内皮細胞を用い以下の検討を行った。 ウシの腎より糸球体を単離したのち、Ballermanらの方法に準じて内皮細胞をcloningして培養した。細胞の状態が落ち着いたと思われる継代で、acetyl化LDLの取込み及びfactorVIIIの存在を蛍光直接法にて確認し内皮細胞と同定した。実験には第10継代から第14継代を用いた。まず500mg/dlのぶどう糖を含む培地にて12時間、24時間、48時間培養後、confluentとなった時点で細胞を採取し、非刺激コントロール細胞と比較検討した。 Northern blottingによるmRNA発現の検討ではtypeIVcollagen,fibronection,laminin,heparansulphate proteoglycan及びTIMPの発現に両群間で差は認められなかった。そこで次にぶどう糖負荷の時間を延長して発現の差の有無を比較検討したが、3日、5日、7日の負荷においても差は認められなかった。さらにぶどう糖濃度を変化させて行なった検討では、800mg/dlの培養条件下でも500mg/dl負荷群及びコントロール群との差は認められなかった。高糖負荷時の同細胞内ソルビトール含量をHPLCにて測定しpolyol pathwayの動きを観察した。高糖にてソルビトール含量は48時間の糖負荷で増加しaldosereductase inhibitor(ONO-2235)を10^<-5>Mの濃度で高糖培地に添加するとソルビトール合成がおさえられた。 今後はメサンギウム細胞、血管内皮細胞を使用して同条件で同様の検討を行ない糸球体内皮細胞の糖尿病性腎症における糸球体基底膜障害への関与の有無をさらに検索する予定である。
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