Project/Area Number |
05771045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Cerebral neurosurgery
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Research Institution | Juntendo University |
Principal Investigator |
屋田 修 順天堂大学, 医学部, 助手
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 脳移植 / パーキンソン病 / PC12細胞 / Kirsten-ras oncogene / NGF / ラット / 神経伝達物質 |
Research Abstract |
パーキンソン病などの神経伝達物質欠損症に対する新しい治療として、神経伝達物質を産生し、脳内に移植可能な神経様細胞株の確立を目的として実験を行った。ラット褐色細胞腫の細胞株であるPC12を用い、これに腫瘍遺伝子であるKirsten-ras oncogeneをレトロウイルス感染により導入すると、同細胞がNGFの存在下で示すのと同様な神経細胞様の分化が起こることをまずin vitroにおいて確認した。即ち、細胞分裂の停止、神経様突起の伸展、神経伝達物質の産生を示すことを確認した。また、神経伝達物質の含有量および酵素活性を、生化学的にras導入PC12細胞(ras)、非導入PC12細胞(naive)およびNGF添加PC12細胞(NGF)の3者間で比較した。その結果、コリンアセチルトランスフェラーゼ(CHAT)活性はrasではnaiveの1.8倍でNGFのそれよりやや高い値を呈した。アセチルコリンエステラーゼ(AChE)活性はrasは2.2倍naiveより高く、NGFのそれよりはやや低い値を呈した。それに対しコリン取り込みはnaiveとrasで変化はなかった。チロシンハイドロキシラーゼ活性はras、NGFともnaiveの約2.8倍高値を示した。ドパミン含有量はras、NGFともnaiveより各々30%、50%減少していた。ノルエピネフリン含有量もras、NGFともにnaiveより各々25%、50%減少していた。エピネフリン含有量はnaiveでは測定されず、NGFで小量測定されrasにはNGFの5.7倍の含有をみた。これらの知見はrasの導入がPC12細胞に形態的な神経細胞様変化をもたらすことのみならず、神経伝達物質の代謝活性の変化も伴なっていることを示した。即ち、コリン作動性神経伝達物質、およびカテコラミン作動性神経伝達物質を産生する移植のドナーとなり得ることを示唆した。15EA02:現在さらに、当初の目的であったras導入PD12細胞を動物(ラット)の脳内へ移植し、形態学的および免疫組織学的な観点から観察する実験を継続中である。
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Report
(1 results)
Research Products
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