Project/Area Number |
05771424
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Ophthalmology
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Research Institution | Iwate Medical University |
Principal Investigator |
小野寺 毅 岩手医科大学, 医学部, 講師 (00194613)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
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Keywords | 角膜移植 / 角膜曲率半径 / disparate size |
Research Abstract |
この研究の目的は、全層角膜移植術において移植片のdisparate sizeが術後角膜曲率へどのように影響するかを明らかにすることであり、今年度は、この目的を達成するために14〜77歳の13名13眼に全層角膜移植術を施行した。角膜移植術は実施計画にしたがって、全例において10-0ナイロン糸での8針の端々縫合と16針の連続縫合の2重縫合法を採用した。但し、提供眼はすべて全眼球として得られたため、角膜移植片の作成は全例において上皮側から角膜トレパンを用いて行った。また、手術眼は角膜の原疾患のため必ずしも全症例においての移植片のdisparate sizeを無作為化することはできなかった。 対象13眼のうち移植片をsame sizeとしたもの3眼、disparate size0.2mmとしたもの3眼、0.3mmとしたもの6眼、0.5mmとしたもの1眼であった。このうち2眼は拒絶反応のため透明治癒が得られなかったので研究から除外し、最終的にsame sizeの3眼、disparate size0.2mmの2眼、0.3mmの6眼の11眼であった。これら11眼のうち角膜形状装置によって角膜曲率の変化を記録できたものは1年までの3眼、6か月までの4眼、3か月までの4眼である。これまでの経過観察で得られたデータのみでは統計学的解析には症例数が不足している状況である。したがって、今後、更に全層角膜移植症例を追加していくとともに、継続的に長期的な角膜曲率の変化を記録していく予定である。
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