Project/Area Number |
05771729
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
補綴理工系歯学
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
小島 有紀子 昭和大学, 歯学部, 助手 (50225439)
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Project Period (FY) |
1993
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1993: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | マウスガード / 筋疲労 / カテコールアミン |
Research Abstract |
顎口腔機能に異常の認められない被験者2名を選択した.非弾性マウスガードとしてレジン製スプリント、弾性マウスガードとしてGC社製マウスガードを製作し、全歯列接触型で臼歯部での挙上量が3mm以上となる様に調整した.まず第一にマウスガード短時間装着時の疲労実験を行なった. 実験開始時に静脈血の採取を行い.これをコントロールとする.その後、マウスガード非装着で10秒間の最大咬みしめ(MC)を5回、10秒間の75%MC5回を負荷運動として行なわせた。休息期間を十分とり、引続きマウスガード装着状態で、同様の負荷運動を行なわせた.実験終了直後に、再度の採決を行なった.分析項目を以下に示す.1)左右側咬筋浅部、側頭筋前部の筋電図、筋活動量の変化(全波整流、積分値) 2)筋電図波形の周波数帯域の変化(高速フーリエ変換)3)静脈血のカテコールアミン3分画法(アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミン)による定量分析 以上3項目についての分析結果: 各筋ともマウスガード非装着時に比較して装着時の筋活動量は66%〜96%、平均85.5%と低下していた.また各波形の周波数帯域も、マウスガード装着時負荷運動後に低域へのシフトが認められた.血中カテコールアミンの変動は負荷運動後、アドレナリン平均10%、ノルアドレナリン3%の増加が認められ、一方ドーパミンは58%の低下が認められた. これらの結果より、漠然とした疲労という概念に対して、従来使われている筋電図学的な変化に加えて、血液生化学検査も一つの有効な指標にすることが可能ではないかと考えられる.
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