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移植骨採取から移植までの経過時間が骨生着に及ぼす影響に関する実験的研究

Research Project

Project/Area Number05771808
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Surgical dentistry
Research InstitutionOhu University

Principal Investigator

宮島 久  奥羽大学, 歯学部, 助手

Project Period (FY) 1993
Project Status Completed(Fiscal Year 1993)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost : ¥900,000)
Fiscal Year 1993 : ¥900,000 (Direct Cost : ¥900,000)
Keywords骨移植 / 新鮮自家骨
Research Abstract

口腔外科領域では最近の各種再建術の開発により悪性腫瘍などの拡大手術が可能となり治療成績が向上している。その中でも骨移植による顎骨の再建術は適応範囲が広い。また、骨の採取から移植までの時間が短時間であればあるほど骨移植の成功率が高いことは周知の事実である。しかし、臨床的には各種再建術の併用により必ずしも骨採直後に移植できるとは限らない。そこで骨採取から移植までの時間経過による生着率の低下を検討すべく本研究を行った。本研究はWister系ラットを用い、下顎下縁に方形状骨欠損を作製した。当初は新鮮自家腸骨を採取する予定であったが、採取術式が比較的困難であったため、採取骨は脛骨とし、骨欠損部へ移植した。実験週例は術後1週、2週、4週、8週、12週とした。実験群は2群に分け、1群は脱灰後光顕資料とし、もう1群は未脱灰群とした。未脱灰群はホルマリン潅流固定後墨汁を注入し、血管構築を観察すると共に、屠殺1日前にテトラサイクリンでラベリングし、そのラベリング像およびコンタクトマイクロラジオグラフィー像を観察した。対照側は実験側の反対側とし、移植骨採取直後に移植した。なお、屠殺後すべてにX線撮影を行った。結果としては術後12週でわずかな変化がみられたものの、そのほかでは諸明な変化は認められなかった。しかし、今回の検討では採取骨の保存の際、血液を湿らせたガ-ゼに包み、さらに術野も可及的乾燥させないようにしたため差がなかったのではと考える。しかし、実際の臨床ではそのような環境が必ずしも得られるとは限らず、現在採取骨の保存環境を悪くした状態での実験を継続中である。

Report

(1results)
  • 1993 Annual Research Report

URL :

Published : 1993-04-01   Modified : 2016-04-21  

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