Project/Area Number |
05771904
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
矯正・小児・社会系歯学
|
Research Institution | Matsumoto Dental University |
Principal Investigator |
片野 隆 松本歯科大学, 歯学部, 助手 (40233746)
|
Project Period (FY) |
1993
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1993)
|
Budget Amount *help |
¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 1993: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
|
Keywords | 小窩裂溝填塞材 / pH測定 / レジン系シ-ラント / アパタイト系シ-ラント |
Research Abstract |
研究計画調書に記載した方法の通り、試料は市販されている小窩裂溝填塞材を用いて研究を行った。先ず、試料作製器にてそれぞれ材料を直径10mm、厚さ5mmの円型の試料を作製し、測定方法は生理食塩水をしみこませたろ紙を試料上にのせ、東亜電波工業社製ガラス電極(GST-54263)により、同社製pHメーター(HM-50V)を用いpH測定を行った。そしてその間隔は重合・硬化直後より各1分毎に行った。 ティースメイトFの場合は、重合直後の測定値pH4.81から15分後pH2.74と急激な定下を示し、90分後pH2.69に低下したままの状態であった。 ティースメイトSの場合は、ティースメイトFのような急激な変化は見られず、重合直後のpH4.42から15分後最小値pH4.02で、以後緩やかな上昇を示し、90分後pH4.13であった。 Fuji IonomerTYPEIIIの場合は、填塞硬化直後のpH4.50から5分後pH4.01であった。 カルボプラスの場合は、硬化直後のpH4.93から1分後最小値pH4.83、以後徐々に上昇し、90分後pH5.10であった。 アパタイトシ-ラントとして今回使用したユ-ビ-シ-ラントの場合は、硬化直後pH4.93から10分後最小値pH4.74、以後徐々に上昇し、90分後pH5.09であった。 pH測定終了後、試料は、生理食塩水(pH6.2)で保温器(37℃)にて保存し、1日毎にpH測定を継続した。その結果では、アパタイト系シ-ラントは直後では高い値を示し、1日後最小値となり、2日目よりpHは上昇し以後経時的に安定していた。しかし、レジン系シ-ラントは、アパタイト系と比較してpHが経時的にもやや不安定であることが観察された。
|