染色体分析及びDNA多型に基づくチューリップの系統分類と雑種起源の解明
Project/Area Number |
05F05186
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
岡崎 桂一 新潟大学, 自然科学系, 助教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MARASEK Agnieszka 新潟大学, 自然科学系, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | チューリップ / 染色体 / FISH / GISH |
Research Abstract |
1)これまでは,T.fosterianaに属するとされていた栽培種'Purissima'が,T.gesnerianaとT.fosterianaの雑種であることが明らかになった.その倍数性は2倍性であり種子稔性があるため,たくさんの雑種個体が育成されているが,その後代の染色体をGISHで調査したところ,T.gesnerianaとT.fosterianaの染色体間で多数の組み換えが起こっていることが明らかになった. 2)次に,T.gesnerianaとT.fosterianaの雑種後代でそれぞれの種の染色体がどのように組み合わされているか調べるため,FISHによる染色体識別を試みた.まず,チューリップの5SrDNAをPCRを用いてクローンニングしたところ,T.fosterianaの典型的な5SrDNAは390bpのリピートユニットを持ち,遺伝子領域は120bpであったが,ユニット内に変異を持つリピートユニットが少なくとも2種類存在することがわかった.さらに,T.fosteriana 45SrDNAのリピートユニットが9.4Kbpであることがわかった。T.gesneriana 45SrDNAは,T.fosterianaのものと異なり,それぞれを容易に識別できるEcoR Iサイトをスペーサー内に持っていた.クローンニングしたrDNAをプローブとしてFISHを行ったところ5srDNAは各染色体に散在し,T.gesnerianaでは約50個,T.fosterianaでは約70個存在した.一方,45SrDNAは両種とも約10個が数本の染色体に分散して同定された.これらのrDNAの染色体上での位置は,T.gesnerianaとT.fosteriana間で異なるほか,T.gesnerianaの品種間でも異なることが明らかになった.
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)