日・比の比較による、人間の発達とライフコースに関する学際的な研究
Project/Area Number |
05F05271
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Educaion
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
末本 誠 Kobe University, 人間発達環境学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MISOLA NEHEMA KILAKO 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 外国人特別研究員
MISOLA NEHEMA KILAYKO 神戸大学, 総合人間科学研究科, 外国人特別研究員
MISOLA N.K. 神戸大学, 総合人間科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 2007: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
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Keywords | 生涯学習 / 人間発達 / ライフコース / 日・比の比較 / 元新人民軍兵士 / 学習権 / 社会教育学会 / 成人教育 / ライフ・コース / 元新人民軍兵士の社会復帰 / 被差別部落住民の学習要求 / APERA / HCセンター / 日・比の比較研究 / 職業訓練 / 社会教育 / 環境教育 / ジェンダー |
Research Abstract |
本研究は、日本とフィリピンの生涯学習に関する総合的な実態調査を基に、両国の特徴や問題点を明らかにし比較することによって、人間の生涯にわたる発達とライフコースの関わりが持つより原理的な問題と意義を解明しようとするものである。本研究で当初予定した調査項目は、下記のとおりである。 1.全般的な人間発達の条件 2.生涯学習関連スタッフの意識 3.事例研究 4.都道府県レベルの生涯学習関連施策の比較。 これらの調査は前年度内にほぼ終了していたため、今年度はそれらのまとめに取り組んだ。その結果と成果は、下記のとおりである。 1.1〜4の調査事項を総合し、日・比の比較をしながらそれぞれの生涯学習の特徴と課題を整理した。その結果、生涯学習に関する政策や施設等に関しては日本が先進的な事例としてフィリピンの今後のモデルとなるが、逆にフィリピンの生涯学習が高等教育を軸にした職業や労働分野を中心に展開している点は、日本の新しいモデルとして重要である点が明らかになった。また昨年度の共同調査から明らかになった、元新人民軍兵士の帰順後の学習保障はフィリピンで初めての問題提起となった。 2.研究の成果を英語の報告書としてまとめた。 3.研究成果を、共同で日本の社会教育学会で報告した。 4.ネヘマは、研究成果をフィリピン国内を含む英語圏のジャーナル等で公表するための原稿を執筆中である。 5.神戸大学発達科学部のHCセンターの研究会で明らかになった成果の報告会を開催し、人間の生涯にわたる発達とライフコースの関わりについての討論を行った。また、フィリピンにおける生涯学習の課題と今後の日本との交流についての、意見交換を行った。
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Report
(3 results)
Research Products
(2 results)