| Project/Area Number |
05F05312
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| Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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| Allocation Type | Single-year Grants |
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| Section | 外国 |
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| Research Field |
Biophysics/Chemical physics
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
上床 美也 The University of Tokyo, 物性研究所, 准教授
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OVSYANNIKOV Sergey Vladimirovich 東京大学, 物性研究所, 外国人特別研究員
OVSYANNIKOV Sergey 東京大学, 物性研究所, 外国人特別研究員
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| Project Period (FY) |
2005 – 2007
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| Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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| Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
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| Keywords | 高圧力 / 熱電能 / ダイヤモンドアンビルセル / 圧力効果 / 重い電子系 |
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| Research Abstract |
固体圧力を用いた、熱電能測定を、YbPd_2Si_2,Fe_3O_4and Fe_2Pの室温について行った。YdPd_2Si_2は、常圧では、磁気秩序を示さない金属であるが、この物質に圧力を加えると、磁気秩序化を示唆する電気抵抗の異常力≦極低温で現れる。この異常の有無についての知見を得るため高圧下熱電能測定を行った。その結果、電気抵抗に異常が現れる圧力付近で熱伝導にも異常が観測されたことから、圧力下でフェルミ面に変化が現れることが確認できた。Fe-3O_4は古くから知られる磁性半導体である。キュービックアンビル圧力発生装置を用いた高圧化電気抵抗測定により、高圧下で金属になることが確認され手いるが、対向アンビル型であるダイヤモンドアンビル圧力装置(DAC)を用いた圧力下電気抵抗測定の研究に於いては、金属化の報告はなされていない。このような、圧力装置の違いによる物性の違いを明らかにするため、ダイヤモンドを用いたトロイダル型対向アンビルを用いて、室温における高圧下熱電能測定を行った。その結果、金属下が起こると同程度の高圧下において熱電能の圧力依存性が変化する現象を確認した。この結果は、この圧力付近で、フェルミ面の状態が変化し、金属下が起こっている可能性を示唆している。Fe_2Pは常圧下では、強磁性体であるが高圧下で反強磁性体になることが報告されている。上述の試料と同様に、室温における熱電能の圧力依存性を測定した。その結果、熱伝導の異常が測定され、この物質についても、高圧下で状態の変化が現れる事が明らかとなった。現在、高圧下熱電測定を低温で測定するべく研究を進めている最中である。また、これらの結果を学術誌に投稿中あるいは投稿準備中である。
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