キハダ組織培養物における薬用化合物のメタボローム解析
Project/Area Number |
05F05468
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Bioproduction chemistry/Bioorganic chemistry
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
吉澤 伸夫 宇都宮大学, 農学部, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AZAD MAK 宇都宮大学, 農学部, 外国人特別研究員
AZAD Mustafa A.K. 宇都宮大学, 農学部, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | キハダ / 幼植物体 / カルス / プロテオーム / メタボロミクス / 薬用化合物 / ベルベリン / 生合成経路 / 組織培養 / メタボローム解析 / 質量分析法 / 二次代謝化合物 |
Research Abstract |
キハダは、様々な薬用化合物を含む重要な薬用樹木である。本研究は、生合成によって形成された薬用化合物を、様々な外植体から誘導した植物体やカルスから得ることを目的としている。この目的のためには、様々な外植体からの植物体のin vitro再生系の確立が重要である。本年度は、1)幼植物体の成長と薬用化合物量の関係と2)5種の植物成長調節物質を添加した培地で誘導したカルスの薬用化合物量、について調査した。得られた結果は以下の通りである。 1)幼植物体の成長と薬用化合物の関係 5つの異なる植物成長調節物質の組み合わせでシュートの誘導を行ない、得られたシュートを1.0μMIBAを含むMS培地で発根させた。得られた植物体は、1,2,3,4,5,6及び12ヵ月培養し、供試材料とした。成分の同定には、GC-MSを用いた。その結果、2.0μM BAP+1.0μMIBAを含むMS培地で誘導したシュートから得られた1ヵ月生の幼植物体において、最大86の化合物が同定された。一方、最も同定された化合物数が少ない植物体は、2.0μM BAPを含むMS培地で誘導したシュートを用いた場合であった。 2)カルス薬用化合物量 カルスは、異なる5系統を用いて、MS基本培地に以下の条件で植物成長調節物質を添加し誘導した:A)2.0pM BAP+0.25pM IBA、B)2.0μM BAP+0.5pM IBA、C)2.0pM BAP+1.0pM IBA、D)2.0pM BAP+0.5pM IAA、E)2.0μM BAP+1.0pM IAA。これらの培地上で4ヵ月培養した。現在、GC-MS分析を行なっている。
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)