Project/Area Number |
05F05477
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Irrigation, drainage and rural engineering/Rural planning
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
安養寺 久男 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
DEHGHANISANIJ HOSSEIN 鳥取大学, 乾燥地研究センター, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | ハウス / 灌漑 / 塩類集積 / 灌漑スケジューリング / 点滴灌漑 / 蒸発散量 / 土壌面蒸発量 / ライシメーター |
Research Abstract |
世界の各地で、水量、水質、水環境などの問題が多発している。農業は全使用水量の70%が必要であり、とくに、乾爆・半乾燥地の農業で、深刻な水問題が発生している。乏しい水資源を効率良く使うため、例えば、乾燥地のイランではハウス栽培が急速に拡大しでいる。しかし、ハウス内の灌漑について、科学的な実績が乏しく、過剰灌漑などによって、塩類集積を引き起こしている。この問題を解決するため、早急に、適正な灌漑スケジューリングをたてなければならない。経験と知識の豊富な外国人特別研究員に、この研究を担当させた。 鳥取大学乾燥地研究センターの温室の一つに、3基のウエーイングライシメーターが設置されている。ウエーイングライシメーターには、その近傍の砂が充填されている。外国人特別研究員は、1つのウエーイングライシメーターの内外に基準作物の牧草を播種し、他の2つのウエーイングライシメーター内外には、1m^2当たり7株と14株の栽植密度でソルガムを播種した。また、土壌面蒸発量を測定するため、それぞれのウエーイングライシメーターの側にマイクロライシメーターを設置した。水分欠乏を避けるため、毎日灌漑を行った。このような状態で、蒸発散量、土壌面蒸発量、純放射量、地中熱流量、土壌水分、地温、気温、相対湿度、風速、葉面積指数、作物の生育状況などを測定した。実験のこの段階で、栽植密度7株と比べて、14株では、蒸散量が多く、土壌面蒸発量が少ない結果を得た。この実験実施に加えて、外国人特別研究員は、乾燥地研究センターに滞在中、灌漑と塩類移動に関して、7編の論文を国際学会誌と国内学会誌に投稿した。その内の1編は掲載許可となっている。また、国際会議で、3編の論文を発表した。
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