Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2005: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
|
Research Abstract |
本研究は,環境に適合した,リサイクル可能な製品を生産するための,製品設計から生産設備設計,製造にいたる過程をコンカレントに決定していくコンカレント生産システムの開発である. そこで,本年度は,このコンカレント生産システムに関する,システム開発,論文発表などを中心に行った.特に,GAとCADを併用した,バッファ数決定と工場内への生産ライン設計CADを同時に行うコンカレント設計システムの開発を行った. すなわち,バッファ数を決定する,GAモジュールと,生産ラインの設計を行う,AutocADによるCADモジュールを構成することで,通常の生産技術の作業工程では,バッファ数を決定,その後にCAD設計を行い,工場内の生産ラインの設計を行う,異なる2設計を,同時に行うコンカレント設計システムが開発できた. また,故障などの緊急時への対応を容易にするため,自律分散型FMSを提案し,そのリアルタイム制御法を開発した. 提案方法は,各マシニングセンタ,AGV(自動搬送車),部品庫,製品庫をエージェントとして表現し,各エージェントに知識を挿入し,各エージェント間で,交渉・協調をさせることで,予想外の緊急事項に機敏に対応して,生産効率を下げる・ことなく生産を行えるものである. さらに,この自律分散を可能にするため,近未来の生産状況を予測して,次の実行処理を意思決定する未来予測推論を開発した.この未来予測推論は,競合仮説を生成し,一つを真の仮説,他を偽の仮説を考え,依存関係に基づくバックトラッキングを行うことで,推論を実行する特徴を持っている.
|