アフリカツメガエルの発生過程におけるデスレセプターを介したシグナル伝達機構の解析
Project/Area Number |
05J00038
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Molecular biology
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Research Institution | Kitasato University |
Principal Investigator |
田村 啓 北里大学, 大学院基礎生命科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | アポトーシス / デスレセプター / アフリカツメガエル / 変態 |
Research Abstract |
アフリカツメガエルは,幼生から変態を経て成体へと変化する。この変態過程において,幼生型細胞は選択的に細胞死が誘導され,成体型細胞は分化・増殖することが知られている。しかし,その細胞内シグナル伝達機構については,ほとんど未解明である。また,胚発生過程におけるDeath Receptor (DR)シグナリングについても、あまり解析されていない。そこで,DRシグナリングによる胚発生過程,変態過程における増殖・分化,アポトーシスの誘導機構を明らかにすることを目的とし,新たに単離したxDR-Mおよびそのシグナル伝達に関わる分子(xFAD0およびxRIP1)についての解析を行った。 最終年度は,まず細胞内シグナル伝達の解析を行い,xFADDおよびxRIP1がJNKおよびNF-κBを協調的に活性化することを明らかにした。また,初期発生過程および変態過程におけるDRシグナリングの役割を解明するために,xDR-Mの細胞内ドメインを除いた優勢不活性型(xDR-M-LBR)を発現するトランスジェニックカエルの作製を試みた。初期発生過程にxDR-M-LBRを発現させると,致死率が高いことから,初期発生過程においてDRシグナリングが重要な役割を担っている可能性が示唆された。また,xDR-MのリガンドであるxTRAIL1の発現解析から,変態期の腸上皮にmRNAが発現していることがわかった。xDR-M mRNAも変態過程を通して腸での発現が認められたことから,変態期に食性を変化させるために劇的に再編成される腸において,何らかの機能を果たしていることが考えられる。
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Report
(2 results)
Research Products
(2 results)