Project/Area Number |
05J01756
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Particle/Nuclear/Cosmic ray/Astro physics
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Research Institution | Osaka University (2006) Kyoto University (2005) |
Principal Investigator |
疋田 渉 大阪大学, 大学院理学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ブラックホール / 重力波 / 輻射反作用 |
Research Abstract |
私は、銀河中心の巨大ブラックホールに捕捉される星からの重力波を検出のために必要な、長時間観測に耐え得るテンプレート作成を目指し研究をしている。特にこのような系では、ブラックホール時空中を運動する質点の運動を輻射反作用の効果を含めて正確に記述する必要がある。この研究目標を達成するために立てた本年度の研究実施計画は以下のものであった。 1、ブラックホール時空中を運動する質点の軌道を正確に記述する。 2、求めた軌道から理論波形を求め、高精度なテンプレートを作成する。 1,2に関して共に大きな進展があった。具体的には次のとおりである。 1、断熱近似(長時間平均)を用いた回転(カー)ブラックホールで定数の時間変化の計算 反作用力を無視すると、軌道は3つの定数(エネルギー、各運動量、カーター定数)で特徴付けられる。我々は、輻射反作用によるこれらの定数への影響、即ち定数の時間変化を断熱近似の下で解析的に求めた。ここで用いた方法は、一般の軌道で用いることができ、今後の基本となる仕事である。 2、断熱近似を用いた定数の時間変化の計算の数値コードの開発 高精度なテンプレート構築には、数値的な扱いが必須である。我々は、任意の軌道に対して定数の変化を計算できる効率的な計算コードを開発した。 3、断熱近似を用いない球対称ブラックホールでの反作用力の計算 もちろん、断熱近似が不適切である場合がある。我々は、球対称ブラックホールでのスカラー電荷をもった質点に働く反作用力を、断熱近似を用いることなく求めた。さらに、位相変化の輻射反作用による進化を追った。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)