Project/Area Number |
05J04767
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Computer system/Network
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
出川 勝彦 東北大学, 大学院情報科学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,700,000 (Direct Cost: ¥1,700,000)
Fiscal Year 2006: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 多値情報処理 / システムオンチップ / マイクロ・ナノデバイス / 計算機システム |
Research Abstract |
平成18年度は,平成17年度に引き続き,(1)既存技術による多値論理回路ならびに(2)次世代デバイスによる多値論理回路に関する研究を平行して実施し,それぞれ以下の成果を得た. (1)多値論理に基づく新しい概念のVLSIシステム(多値論理VLSI)を効率的に設計可能な技術の確立を目指し,2値論理回路と多値論理回路が混在するVLSIシステムの効率的なハイレベル設計フローを提案した.提案したハイレベル設計フローを用いて,2値・多値融合論理乗算器を設計し,その有効性を確認した.また,多値差動論理に基づく加算回路をアルゴリズムレベルで系統的に設計し,その性能評価を行った. (2)次世代デバイスとして特に単電子トランジスタ(Single-Electron Transistor : SET)に着目し,SETによる連想メモリ(Content-Addressable Memory : CAM)アーキテクチャを提案した.提案したSETによるCAMは,SETが本質的に多値論理動作可能であるという特長を活かし,SETによる多値メモリおよびSETによる多値データのマッチング回路を組み合わせることで構成されている.実際に,SETによる多値データのマッチング回路を試作し,その動作実証実験を行い,SETによるCAMの基本動作が可能であることを示した. 以上の研究により,多値論理に基づく高性能VLSIシステムおよびその効率的な設計手法を提案し,その有効性を示すとともに,次世代デバイスによる多値論理VLSIシステムが実現可能であることを示した.
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Report
(2 results)
Research Products
(5 results)