Project/Area Number |
05J04882
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Breeding science
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
白澤 健太 東北大学, 大学院農学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | イネ / 高温ストレス / DNAマーカー / QTL解析 / 玄米品質 |
Research Abstract |
今年度の登熟期高温ストレス耐性検定は、7月の天候不順のため、高温耐性品種「こころまち」と高温感受性品種「東北168号」の間で玄米の品質劣化程度に差が見られず、信頼度の高い結果が得られなかった。 ドットブロット分析による品種特異的なDNA断片の検出と一塩基多型の検出により、イネの品種識別と組換え自殖系統群の遺伝子型判定が可能であることを明らかにした。アブラナ科野菜から抽出したミスマッチ切断酵素を用いたSNP分析とPCR-RF-SSCP分析の多型検出頻度を比較し、ミスマッチ切断酵素を用いたSNP分析法の方が、一度に多数の品種を分析できる点で優れているが、1つのDNA断片当たりの多型検出率はPCR-RF-SSCP分析の方がミスマッチ切断酵素を用いたSNP分析より優れていたことを明らかにした。 登熟期の高温ストレスにより玄米の外観品質の低下の一因である背白米の発生に関わるQTL領域に、237対のプライマーを作成し、「こころまち」と「東北168号」間で多型を検出するDNAマーカーを新たに5つ見出した。見出したDNA多型をドットブロットSNPマーカーに変換し、「こころまち」に「東北168号」を連続戻し交配したB_3F_1集団から、QTL領域がヘテロで他の染色体領域が「東北168号型」となっている6個体を選抜した。これは、登熟期の高温ストレス耐性QTLを絞り込む上で有用な系統となる。 イネに、コリンモノオキシゲナーゼ遺伝子を導入することで、適合溶質であるグリシンベタインを蓄積させ、ストレス耐性を付与することに成功した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)