日本のフィリピン女性エンターテイナー達が移民前、移民中、帰国後に抱える問題の分析
Project/Area Number |
05J07022
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Sociology
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
ガルシア デイーエムジエイ (2006) 立命館アジア太平洋大学, 特別研究員(DC2)
ガルシア D M J (2005) 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | フィリピン女性 / 移民 / 出稼ぎ / エージェント / エンターテイメント産業 / 日本 |
Research Abstract |
本研究課題の目的は、日本のエンターテイメント産業で働くフィリピン女性の移民プロセスを移民前、移民中、帰国後の3ステージについて分析し、移民現象の全体像を明らかにすることである。 研究期間の二年目となる本年度は,主に移民中と帰国後のステージの分析に必要なデータ収集のための調査を実施した。移民中ステージのフィールド調査では,仙台市等の地方中枢都市において日本国内の出稼ぎフィリピン女性と日本人夫や日本人家族,フィリピン女性を支援するNGO等に対する面接調査を実施した。出稼ぎフィリピン女性が国際結婚する動機として、フィリピン国内の家族への経済的支援とともに、日本社会や日本国内のフィリピン人コミュニティへの愛着という、彼女たち自身の日本から離れたくないという気持ちが根底にあることが明らかにされた。帰国後ステージの調査では,フィリピン国内の都市部と農村部において、日本のエンターテイメント産業への出稼ぎから帰国した女性達とその家族(親,兄弟)への面接調査を実施した。その結果、日本の生活に一度順応した出稼ぎフィリピン女性達は、帰国後、特に農村部において、フィリピンでの生活に再適応できずに家族や村の中で精神的に孤立する傾向があることが明らかにされた。さらに、都市部および農村部双方において、帰国したフィリピン女性達は、日本へ再び出稼ぎに出ることを強く希望する割合が高いことも明らかにされた。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)