高品質な等値面パッチモデリング手法の実現と医用画像への応用に関する研究
Project/Area Number |
05J07481
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Media informatics/Database
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
高橋 友和 Nagoya University, 大学院・情報科学研究科, 特別研究員PD
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Project Period (FY) |
2005 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 可視化 / 姿勢補間 / 高次回転行列 / アピアランスベース物体認識 / 等値面 / ボリュームデータ / パッチモデリング / サーフェースレンダリング / 視点位置決定 / 医用画像 |
Research Abstract |
コンピュータグラフィクスの分野において,パッチモデル等の3次元物体の姿勢を様々に変化させながら2次元のディスプレイ上に可視化することは物体の形状の把握に有効である.この際,物体のいくつかの姿勢をキーフレームとして与え,それらの間を滑らかに補間する技術に関する研究が行われている.物体の姿勢は世界座標系に対する物体座標系のずれを表す回転行列で記述できる.現在,3次元物体の姿勢補間にはクォタニオン(4元数)による回転補間がよく用いられているが,4次元以上の任意の次元の物体の姿勢補間に関する研究はほとんど報告されていない. そこで本年度の研究では,4次元以上の高次元物体の姿勢補間を実現するために,高次回転行列の補間手法を開発した.また,補間手法を用いた以下の2つの応用を検討し,実験により補間手法の有効性を調査した. 第1の応用は,コンピュータグラフィクスに関蓮する4次元以上の高次元の物体の姿勢補間である.実際に単純な形状の高次元物体をワイヤフレームモデルとして構築し,任意の姿勢を高次の回転行列として複数与え,それらの間を補間手法により補間した姿勢の物体を可視化した.実験の結果から補間手法が高次元物体の姿勢を滑らかに補間できていることを確認した. 第2の応用は,パターン認識に関連したものである.カメラで撮影して得られる2次元の画像を用いて3次元物体を認識するアピアランスベースの物体認識において,照明条件の変化やカメラ位置の違いなどによる物体の見えの変化は認識性能を低下させる大きな要因の1つである.学習時に複数のカメラを使用して,照明条件の変化による特徴ベクトルの分布をカメラ毎に取得し,それら高次元の分布を補間手法により補間することによって,学習時と認識時のカメラ位置の違いにロバストな認識手法を実現した.実験の結果から補間手法が認識性能の向上に有効であることを確認した.
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Report
(3 results)
Research Products
(13 results)