ジャガイモシスト線虫孵化促進物質ソラノエクレピンAの不斉全合成研究
Project/Area Number |
05J08922
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Organic chemistry
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
遠又 慶英 北海道大学, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2005)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | ソラノエクレピンA / トリシクロ[5.2.1.0]デカン / シアノカルバニオン / シクロペンテンアヌレーション / アルコキシフラン / Diels-Alder反応 / アレニルケトン |
Research Abstract |
本研究は、新たな生態的農薬として期待されているソラノエクレピンAの不斉全合成を目的としています。本年度は、すでに開発済みのアルコキシブテンニトリルの共役付加反応を基軸とする新たなシクロペンテンアヌレーションにおいて、ソラノエクレピンAの全合成に向けての独自のキラルビルディングブロックの大量合成法の改良を行いました。それに加え、本合成研究の最重要課題であるトリシクロ[5.2.1.0]デカン骨格の構築法を開発し、エポキシアルコールの転位反応、エポキシニトリルの分子内環化反応による4員環の構築を含めたすべての工程の最適化を完了しました。さらに、もう一つの重要課題であるソラノエクレピンA左側部の構築法の開発を行いました。私はこの課題に対して、分子内Diels-Alder反応を用いた骨格構築法を着想しました。まず、先に合成したソラノエクレピン右側部に対して、アルコキシフラン側鎖とエノン側鎖を導入する必要がありますが、有機合成上有用なアルコキシフランの合成法はこれまでにほとんど報告例がなく、新たに開発する必要がありました。種々検討の結果、ヒドロキシアレニルケトンの分子内hetero-Michael付加反応により、その問題を解決することができました。エノン側鎖を導入後、モデル化合物を用いて実際の検討を行ったところ、速やかに分子内Diels-Alder反応が進行し、ソラノエクレピン左側部に相当する4環性化合物を合成することができました。
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Report
(1 results)
Research Products
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