Budget Amount *help |
¥2,200,000 (Direct Cost: ¥2,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Research Abstract |
従来ヒトHIF-1αタンパク質を効率的に検出できた抗体ではマウスHIF-1αタンパク質が検出できなかったため、まずマウスHIF-1αタンパク質を検出するための抗体を選択することから始めた。市販されているいくつかの抗体を試し、マウス由来のHIF-1αタンパク質を比較的効率的に検出することのできる抗体を見出した。さらに、HIF-1αを特異的にノックダウンすることが可能なsiRNAを構築中である。siRNA発現系が構築でき次第、そのsiRNAのcharacterizationを行う(HIF-1αmRNAのノックグウン、HIF-1αタンパク発現の抑制、標的遺伝子発現の抑制など)。また、HIF-1標的遺伝子の発現を定量的に検討するため、Real-time PCRシステムを導入し、VEGF、TGF-β、PAI-1などのHIF-1標的遺伝子発現の検討を行っている。さらに、構成的活性型HIF-1αとドミナント・ネガティブHIF-1αがマウス細胞でも機能することをプラスミドを用いた発現系で確認した。今後、アデノウイルスを用いた発現系を構築していく。これと平行して、関節リウマチと多くの点で類似性を示すことが知られているアジュバント誘導関節炎モデル動物の作成を行っている。作成後、HIF-1αや標的遺伝子の発現に関して検討を行う。また、平成18年1,月にColorado州Breckenridgeで行われたKeystone symposium(Hypoxia and Development, Physiology and Disease)に参加し、低酸素応答性遺伝子発現調節機構の最新の知見やHIF-1を標的とした治療法開発などに関し国内外の研究者と情報交換を行った。
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