プログラム運算の記述言語の設計及びその実現に関する研究
Project/Area Number |
05J11272
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Software
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
横山 哲郎 東京大学, 大学院情報理工学系研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2005 – 2006
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2006)
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Budget Amount *help |
¥1,800,000 (Direct Cost: ¥1,800,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | プログラミング言語 / 可逆計算 / プログラム逆変換 / プログラム運算 / 高階パターン / 高階パターン照合 / 決定的パターン / 運算記述言語 |
Research Abstract |
可逆計算過程と可逆プログラミング言語に関する研究 直前の状態が1意に決まる計算過程を可逆計算過程という。可逆計算はTuring完全であり、計算のエネルギー消費と密接な関係がある。しかし、われわれの研究のモチベーションはソフトウェア側からのものである。計算能力が等価であったとしても、多くの計算モデルがそれぞれ特徴と利点があるように、可逆な計算モデル自体にも研究価値がある。また、可逆計算の利点をソフトウェア開発で用いるために、言語レベルにおける可逆性および可逆プログラミング言語の設計・実装を行ってきた。 われわれの研究成果は以下の通りである。(1)非可逆なプログラミング言語における構造化定理の可逆版を定式化および証明を行い可逆プログラミング言語の設計の基盤を与えた。(2)既存の可逆プログラミング言語を定式化し言語レベルの可逆性を証明した。(3)その言語におけるプログラム逆変換器を与え自己インタプリタを設計・実装した。(4) Microscopicな物理系は可逆過程である。可逆言語によって物理シミュレーションを行うことの利点の一端を示した。 本研究の成果はACM SIGPLAN 2007 Workshop on Partial Evaluation and Program Manipulationにおいて発表された。また、プログラミング言語Janusの拡張については第9回プログラミングおよびプログラミング言語ワークショップにおいて発表された。
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Report
(2 results)
Research Products
(6 results)