Project/Area Number |
05J11672
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Business administration
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
稲水 伸行 The University of Tokyo, 大学院・経済学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2005 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2005: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 産業クラスター / マルチ・エージェント・シミュレーション / 社会ネットワーク分析 / 経営組織論 / 意思決定論 / ゴミ箱モデル / ゲートキーパー / マルチエージェントシュミレーション / 組織論 / マルチエージェントシミュレーション |
Research Abstract |
以下の(1)において、多様な社会ネットワーク(情報フローの構造)の生成プロセスを、(2)において種々のネットワークにおける意思決定プロセスをモデル化した。(3)はその実証分析である。 (1)社会ネットワークのモデルに関する研究 文献レビューより、(1)「類は友を呼ぶ(似た者同士がネットワークを築く)」と(2)「朱に交われば赤くなる(ネットワークを持つ者同士が似てくる)」という社会ネットワーク研究の2つの系譜を明らかにした。そして、これらの論理を統合したモデルにより、「空間の密度」によって多様なネットワークが生成されることを明らかにした。しかも、この結果は実際の組織の事例でも裏付けられるものだった。以上は、『Management Science誌』にて審査中である。 (2)意思決定の「ゴミ箱モデル」に関する研究 組織的意思決定の「ゴミ箱モデル」を用い、未分化なネットワークと階層的なネットワークとで意思決定・問題解決プロセスにどのような違いがあるかを検討した。得られた結果は既存の定説を覆すものだったが、実際の組織で観察されることも明らかとなった。以上は、『Organization Science誌』にて審査中(修正後再審査)である。 (3)産業集積の実証分析に関する成果 まず、産業集積論に関するレビューを行い、なぜ産業集積が生じ、それが維持されるのかを明らかにした(この成果は『赤門マネジメント・レビュー誌』に掲載)。次に、東京城南・城東地域および大手小売企業のインタビューより、産業集積における情報の結節点(ネットワークの生成と情報の流れ・意思決定のガバナンスの要)と言える「口座保有企業」の存在とその機能を明らかにした。この結果は、1つは『経営行動科学誌』にて審査中であり、もう1つは『Research Policy誌』に投稿予定である。 組織的意思決定の「ゴミ箱モデル」を用い、未分化なネットワークと階層的なネットワークとで意思決定・問題解決プロセスにどのような違いがあるかを検討した。得られた結果は既存の定説を覆すものだったが、実際の組織で観察されることも明らかとなった。以上は、『Organization Science誌』にて審査中(修正後再審査)である。 (3)産業集積の実証分析に関する成果 まず、産業集積論に関するレビューを行い、なぜ産業集積が生じ、それが維持されるのかを明らかにした(この成果は『赤門マネジメント・レビュー誌』に掲載)。次に、東京城南・城東地域および大手小売企業のインタビューより、産業集積における情報の結節点(ネットワークの生成と情報の流れ・意思決定のガバナンスの要)と言える「口座保有企業」の存在とその機能を明らかにした。この結果は、1つは『経営行動科学誌』にて審査中であり、もう1つは『Research Policy誌』に投稿予定である。
|
Report
(3 results)
Research Products
(4 results)