p型.n型特性を制御した導電性高分子を電極とする反応場の設計と反応制御
Project/Area Number |
06226223
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Priority Areas
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山本 隆一 東京工業大学, 資源化学研究所, 教授 (10016743)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
Fiscal Year 1994: ¥2,900,000 (Direct Cost: ¥2,900,000)
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Keywords | 電解還元重合 / π共役導電性高分子 / レドックス反応 / 電気化学的ド-ピング / n型導電体 / p型導電体 |
Research Abstract |
1.電解還元重合によるπ共役導電性高分子の合成 ニッケル,パラジウム化合物をメディエーターとする還元型の電解重合を種々ジハロゲン化芳香族化合物をモノマーとして行った。その結果,ポリピソジン,ポリキノリン,ポリナフチリジンなどが高収率で得られた。この電解還元重合は一槽型の電解セル中でも効率よく進行し、π共役導電性高分子が金属電極上にフィルムとして得られる特徴があることが分った。そして,これらの重合過程を電極表面の走査型電子顕微鏡観察によって明らかにし、また有機金属化学の素反応により重合過程を解明した。用いたメディエーターの中では[Ni(bpy)_3]X_2(bpy=2.2'-ビピリジン,X=ハロゲン)が最も高い活性を示した。 π共役導電性高分子の電極としての機能 得られたπ共役導電性高分子の電気化学的レドックス反応を主にサイクリックボルタンメトリーにより解析し、電極としての基本的機能を明らかにした。特にポリナフタリン型π共役導電性高分子においては,その還元され易さは単位構造中に含まれるイミン性窒素の数が増大し、立体障害の少ない位置での結合を持つ場合の方が増大することが分かった。これらの結果を基に水の電気分解などにおける電極機能を解析した。
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Report
(1 results)
Research Products
(6 results)