発見準拠型革新的有機反応 創出研究の支援体制に関するフィージビリティスタディ
Project/Area Number |
06353009
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (B)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Synthetic chemistry
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
村井 真二 大阪大学, 工学部, 教授 (00029050)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
安田 源 広島大学, 工学部, 教授 (00028200)
中村 栄一 東京工業大学, 理学部, 助教授 (00134809)
今本 恒雄 千葉大学, 理学部, 教授 (10134347)
桑嶋 功 東京工業大学, 理学部, 教授 (50016086)
伊藤 嘉彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40026018)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
Fiscal Year 1994: ¥1,400,000 (Direct Cost: ¥1,400,000)
|
Research Abstract |
本研究は調査研究であり、新しい有機合成手法開発に向けての望ましい研究体制に関する調査・検討を行った。まず、基礎科学の中での有機化学の位置づけについて検討した。その中で、基礎科学の多方面への健全な発展のために、物質供給の責務を有する有機合成化学の進展の遅れが、将来の障害となる可能性が明らかとなった。この認識に立ち、新しい重点領域研究の発足に向けて重点領域の申請を行うことになった。申請領域名を「直截的単位合成反応」とした。申請の概要はつぎのとおりである。鍵となる物質が入手できるかどうかが、あらゆる物質科学の根源を制している。有機系物質供給の責務を持つ合成化学は現在の力不足のままで21世紀の物質供給の任に耐えられない。申請すべき重点領域研究は、合成化学の基本要素ともいうべき単位反応の革新をはかり、これにより有機化学的知見の飛躍的増大と物質供給能力の飛躍的拡大を目指す研究である必要がある。直截的な、すなわち、簡単で無駄のない、単位合成反応を広く確立するため、新金属有機反応の開拓、反応新メディアの確立、新有機化学現象の発見と展開、新反応則の創出の4研究項目を集中的に研究する。これにより、来世紀のあらゆる物質科学分野への波及効果が期待される。このような骨子の申請を平成7年2月15日に行い本調査研究を終了した。
|
Report
(1 results)
Research Products
(4 results)