Project/Area Number |
06750121
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
機械工作・生産工学
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
小野里 雅彦 大阪大学, 工学部, 助教授 (80177279)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 生産システム / 自律分散 / ミニチュア・モデル |
Research Abstract |
本研究による研究成果の概要は以下の通りである. (1)自律分散型の生産システムであるランダム生産システム(RMS)の概念を提案し,その基本的な処理の流れと各要素に要求される情報処理機能を明らかにした. (2)自律分散型システムにおける各エージェントの情報処理機能を行うCPUの基本仕様を明確とし,カード型CPUにより,仕様を実現する機器構成の設計を行った. (3)各エージェント間の通信方法に関して,モジュラ性と機器コストとを踏まえて検討を加え,現状ではサーバーを介したシリアル回線による通信,また将来はTCP/IPプロトコルによる任意の2者間通信が有効であることを示した. (4)ミニチュア・ブロックモデルの機構部分について考察・検討加え,モジュラ性の高いアクチュエータとセンサを採用することで,動的な再構成可能なミニチュア・ブロックモデルが構成可能であることを示した. (5)カード型CPUとモジュラ性の高い機構部分とを併用することで,エネルギおよび情報処理的に自律したミニチュア・ブロックモデルを構成することが可能となった. 今後の検討課題としては,通信手段の無線化による各ブロックの完全ワイヤレス化と,こうした自律分散系を効率的な開発環境の実現が挙げられる.
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Report
(1 results)
Research Products
(1 results)