Project/Area Number |
06750805
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
触媒・化学プロセス
|
Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
中村 潤児 筑波大学, 物質工学系, 講師 (40227905)
|
Project Period (FY) |
1994
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
|
Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
|
Keywords | 炭酸ガス / メタン / 合成ガス / 触媒 / 金属酸化物 / ロジウム / ルテニウム / 炭素析出 |
Research Abstract |
炭酸ガスによるメタンの改質反応(CH_4+CO_2→2CO+2H_2)について、触媒研究で重要な点は、i)炭素析出と ii)担体効果である。本研究では、本反応に対して活性であるRhとRu金属を触媒とし、上記2つの観点から、担体として用いられる種々の金属酸化物をRh/SiO_2及びRu/SiO_2に物理的に混合するという方法で研究を行なった。また、圧力条件を変え、低圧(52Torr)と高圧(456Torr)で反応を行なった。低圧条件では、Ru/SiO_2とRh/SiO_2の活性を比較すると、Ru/SiO_2の方が高活性であるが、炭素析出による劣化がし易かった。これに、Al_2O_3,TiO_2,MgOなどを物理混合すると、Al_2O_3,TiO_2の場合は活性が促進するが、MgOでは著しい活性劣化が起こった。活性の促進は、金属酸化物表面での逆水性ガスシフト反応による原因、活性の劣化はMgO表面でのCH_4の解離によるものと考えている。一方、高圧の条件では、転化率及び触媒の劣化の点において、Ru/SiO_2よりもRh/SiO_2の方が優れていた。物理混合の結果においては、MgOが著しい活性劣化を起こすことが、Ru/SiO_2及びRh/SiO_2の両者に共通していた。しかしながら、低圧条件においてみられた、Al_2O_3やTiO_2の活性促進効果は、高圧条件において、Ru、Rhいずれの触媒係においても認められなかった。
|