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無酸素性最大自転車運動に対する体温及び発汗応答

Research Project

Project/Area Number 06770057
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Environmental physiology (including Physical medicine and Nutritional physiology)
Research InstitutionAichi Mizuho College

Principal Investigator

大西 範和  愛知みずほ大学, 人間科学部, 講師 (20176952)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords体温調節 / 発汗調節 / 運動 / 鼓膜温 / 食道温
Research Abstract

本課題では、健康な成人男子を対象に、自転車エルゴメータを用いて、5kpの負荷強度で7〜10分おきに3回にわたり5秒間の全力ペタリングを行わせた。その時の食道温、鼓膜温、皮膚温を測定し、高強度で短時間の運動負荷にともなう体温変動を観察した。また、併せて熱産生を酸素摂取量を測定することによって調べ、背部及び手掌部の局所発汗量、全身発汗量や指尖血流量を測定し、その変化を時系列的に比較して、急激な運動を負荷した場合の運動初期の熱産生と熱放散の様相を観察した。その結果、一回目の運動終了直後には、食道温及び鼓膜温に一過性の下降が認められた。この深部体温の下降の程度は、2回目、3回目の運動では順次減衰し、3回目にはむしろ上昇する例が多かった。このことから、食道温及び鼓膜温が活動筋からの環流血の温度の影響を受けていることが推察された。また、鼓膜温は食道温より温度の変化が小さく、遅れて変動する傾向にあった。鼓膜温は脳温を反映するといわれ、本実験で生じたような体熱の変動では、体幹部の深部に比べて脳では比較的温度が変動しにくいものと推察された。代謝量は運動の開始とともに急激に増加し、約2分でほぼ運動前のレベルに戻った。指尖血流量は運動開始とともに急激に減少し、3回の運動とも同程度であった。背部及び手掌部の局所発汗量は運動開始とともに著しく増加した。手掌部では、発汗量は運動終了後すぐに減少したが、背部では数分間かけて比較的緩やかに減少し、特に3回目で深部体温が上昇した場合に発汗が持続する傾向にあった。このことは、運動開始とともに精神性のドライブによって急激な発汗反応が生じ、体温上昇の程度に応じて温熱性のドライブがそれを持続させているものと推察された。また、これらの結果について、運動鍛錬の有無によると思われる明らかな差違は認められなかった。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 大西範和: "短時間の急激な運動負荷に対する体温、発汗応答" 第50回日本体力医学会総会発表予定. (1995)

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      1994 Annual Research Report

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Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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