新規MAPKKK関連キナーゼの細胞内情報伝達における役割
Project/Area Number |
06770091
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
General medical chemistry
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Research Institution | Yokohama City University |
Principal Investigator |
長田 真一 横浜市立大学, 医学部, 助手 (00244484)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 細胞内情報伝達 / 蛋白質リン酸化酵素 / MAPキナーゼ / 分子生物学 |
Research Abstract |
哺乳類のMAPキナーゼカスケードの上流のシグナル分子を検索する目的で、酵母のMAPKKKのアミノ酸配列を基にRT-PCRを行い、MUK1、MUK2、MUK3という3種の新規キナーゼを単離した。MUK1は、酵母の胞子形成に関与するMAPキナーゼ経路の構成因子であるSPS1とキナーゼドメイン間で約50%の高い相同性を示し、現在までに知られている哺乳類のMAPキナーゼ経路とは異なる新しい経路の存在が示唆された。MUK2は、低分子量G蛋白質Rac1、Cdc42の結合により活性化され、酵母の接合に関与するキナーゼSTE20の哺乳類ホモローグと考えられるPAKと同一であることが判明した。また、COS細胞に高発現させたPAK/MUK2は、MEKの活性化を通してMAPキナーゼを活性化することを示唆する結果も得た。MUK1は、STE20、PAK/MUK2ともキナーゼドメインで45%程度の相同性を示すことから、STE20、SPS1、MUK1、PAK/MUK2が新たなキナーゼファミリーを形成していることが示唆された。(MUK1とMUK2は、MAP kinase cascade Related Kinase という意味を表すMRK1とMRK2とにそれぞれ改称した。) 最近、ストレスに応答してJNK(c-Jun amino-terminal kinase)の活性化に至る経路もMAPキナーゼ経路の一つであることが明らかになったが、MUK3はこのJNKを著明に活性化することが分かった。今後MUK3の活性化機構、及び下流の因子の検索により、哺乳類の新たなストレス応答経路が解明されることが期待される。
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Report
(1 results)
Research Products
(9 results)