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皮膚腫瘍細胞におけるインターロイキン8の生物学的役割に関する研究

Research Project

Project/Area Number 06770667
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Dermatology
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

羽金 重喜  北里大学, 医学部, 助手 (50228384)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords外毛根鞘腫 / サイトカイン / IL-8
Research Abstract

1、当科にて保有するいくつかの培養細胞株に対して、培養上清液におけるIL-8の濃度をricommbinat IL-8を用いたRIAにて測定した。結果は以下の通りであった。
KTL-1:8400pg/ml TL5:700pg/ml TL2:400pg/ml
SCC:2500pg/ml ECCA:3600pg/ml
M-1/W:420pg/ml ISO-HAS:1700pg/ml
MO-LAS:7300pg/ml
(MEM他 培養液+10% FCS<100pg/ml)
2、IL-8が各種皮膚腫瘍由来の培養細胞株の増殖にどのような影響を与えるかin vitroの組織培養の系で検討したが一定の検査結果は得られなかった。これは、IL-8の短い活性時間と本来の挿入増殖曲線(cell douling timeなど)との兼ね合いによると思われるが、今後、さらに検討する必要がある。
3、また、今回、IL-8の生物活性を抑制するIL-8抗体の入手が困難であったため、IL-8抗体が、各培養細胞株の増殖にどのような影響をあたえるかについては、検討できなかった。
4、また、K-TL-1細胞株のモルモットでのin vivo培養における病理組織所見において好酸球が多数浸潤していることによりK-TL-1細胞株でのIL-8を介する白血球の遊送作用は十分考えられたものの技術的な問題もあり、これをBoden chamber法により、in vitroでの好中球遊送能の確認は、残念ながら成功しなかった。
5、K-TL-1細胞株においてはIL-8産生量は、IL-1,TNF,IFN-γにより亢進することがほぼ判明した。IL-6ではまだ、一定の実験結果が得られていない。また、各サイトカインを添加してからどの位の時間で産生量がピークに達するのか、これは今後の課題といえる。
6、IL-8の産生をm-RNAレベルで検討するためのDNA Probeを用いたinsituhybridizatin法による検索は、今回、研究期間の関係もあり、今回はできなかった。これは今後、是非とも施行したいと考える。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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