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腎糸球体基底膜タイプIVコラーゲンの産生メカニズムの解明

Research Project

Project/Area Number 06770884
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field Kidney internal medicine
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

大図 弘之  東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40246476)

Project Period (FY) 1994
Project Status Completed (Fiscal Year 1994)
Budget Amount *help
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Keywords糸球体 / 基底膜 / TypeIVコラーゲン / PCR
Research Abstract

本研究の目的は主としてヒト腎糸球体での基底膜typeIVコラーゲン構成サブユニットの構成比率の発達上の変化と、その産生責任細胞の特定にある。
発達面においては胎生期摘出腎より抽出されたmRNAを用いたNorthern blottingでは構成サブユニットのα1、α2のシグナルが多量に検出され、3以下のサブユニットは認められなかった。これに対して成人摘出腎より得られたmRNAによるNorthern blottingではα3、4の検出が可能でその構成比率は明らかに発達、加齢の過程において変化していることが示唆された。このコンポーネントの変化は遺伝子腎疾患など出年齢を経るにしたがって腎機能の障害が生じてくるメカニズムに関与するのではないかと想定している。ごく少量の発現量の各サブユニットに関しては今後competitive PCRにより相対的発現量を検討していく。
一方、当施設において確立している不死化糸球体構成細胞のうち内皮および上皮細胞を用いて、発現する蛋白量(Western blotting)、mRNA量(Northern blotting)を検討した。内皮細胞はウシ由来であるがcross-reactivityがあり検出が可能で、α1、α2の発現が主体であった。これに対して上皮細胞ではα1、α2が主体をしめるが、半定量的ながらα3、α4の発現量も内皮細胞より多めであった。これは基底膜コラーゲンの外層にα3、α4の発現が多く、それは主として上皮細胞よりの供給を受けている可能性があり、実際の腎生検標本で今後免疫電顕を用いて検討する。α5、α6に関してはNorthern blottingでは検出できず、PCR法の応用が必要である。
以上の成果をふまえて発達上の変化および糸球体構成細胞の検討をすすめ、将来的には糖尿病状態などの病態モデルでサブユニットの構成比率の変化、他のタイプのコラーゲンへのtransformationを観察する予定である。

Report

(1 results)
  • 1994 Annual Research Report

URL: 

Published: 1994-04-01   Modified: 2016-04-21  

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