Project/Area Number |
06771238
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Anesthesiology/Resuscitation studies
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
佐藤 真人 慶応義塾大学, 医学部・麻酔学教室, 助手 (90226001)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 1994: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | PEEP / 心拡張能 / 時定数 / スティフネス係数 / コンダクタンス・カテーテル / 輸液 |
Research Abstract |
成犬8頭を対象とし、PEEPOcmH_2O、5cmH_2O、10cmH_2O、15cmH_2O,15cmH_2O+輸液負荷の条件下で、左室圧-容積曲線を作成し、PEEPの心収縮能、拡張能への影響と輸液の効果について検討を行い、次のような結果が得られた。 1.PEEPにより、前負荷は減少傾向を示し、後負荷は増加する傾向を示した。 2.PEEPによる心収縮能の変化としては、stroke volumeの有意な減少が認められた。 3.PEEPにより時定数は有意に減少し、その原因として前負荷の減少の影響が考えられた。 4.PEEPによりスティフネス係数は延長傾向を示した。その原因として、PEEPによる胸腔内圧の上昇により心臓が外側から圧迫を受けることや、肺血管抵抗の上昇により、右室の後負荷が上昇し、右室の充満圧が高くなることにより心室中隔の偏位が生じ、左室が圧迫されることなどが考えられた。 5、通常治療として行われるより少量の輸液(ハイドロキシエチルスターチ2ml/kg)により、時定数およびスティフネス係数は改善する傾向を示した。
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