Project/Area Number |
06771391
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Young Scientists (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
Otorhinolaryngology
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
三浦 巧 千葉大学, 医学部, 助手 (70239185)
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Project Period (FY) |
1994
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1994)
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Budget Amount *help |
¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 1994: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
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Keywords | 発声 / 麻酔ネコ / 喉頭求心性入力 / フィードバック / 内喉頭筋 / 音声 |
Research Abstract |
ケタミン麻酔ネコにおいて、橋発声誘発部位に電極を刺入し微小電気刺激すると自発発声と変わらぬ発声が誘発できる。これらのネコを発声誘発モデルとして用い、反回神経麻痺後の内喉頭筋への神経支配の変化、および喉頭求心性入力による発声調節について検討を行った。 (1)反回神経切断後自律神経を初めとした種種の神経が神経筋接合部に再生してくることが明らかとなっている。したがって反回神経切断後、切断側の神経が再支配しないように処理した場合どのような筋電図の回復が見られるか検討した。反回神経切断後、切断側の神経が再支配しないように処理しても、25週後に切断側の甲状披裂筋に誘発発声中に筋活動が認められた。切断した反回神経を頚神経ワナと吻合すると、20週後に患側の甲状披裂筋に健側と同程度の筋活動が認められた。患側の後輪状披裂筋は持続性の筋活動を示した。神経吻合は声帯運動を回復することにより筋萎縮を防ぐことに主とし意義があると思われた。 (2)喉頭からの主な入力である上喉頭神経内枝(ISLN)を切断し、誘発発声に対する影響を観察した。切断後、誘発発声中の呼吸周期は短縮し、声帯内転勤、緊張筋筋活動の低下が認められた。また切断後誘発発声の声の音質の変化(基本振動数の低下および嗄声度の増強)が認められた。喉頭の知覚受容器を介するフィードバック機構が存在することが確かめられた。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)