プレート間巨大地震による大都市域の長周期地震動に関する研究
Project/Area Number |
06F06320
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Natural disaster science
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
岩田 知孝 Kyoto University, 防災研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
OPRSAL Ivo 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
IVO Oprsal 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥400,000 (Direct Cost: ¥400,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 南海地震 / 大阪堆積盆地 / 長周期地震動 / 地震動予測 / 盆地生成表面波 / 数値シミュレーション / ハイブリッド法 / 深発地震 / 大阪平野 / 波形モデリング / 堆積盆地 / 強震動予測 / 地震観測 / 堆積盆地モデル / プレート境界地震 / 地震動シミュレーション |
Research Abstract |
近い将来発生する南海トラフでの巨大プレート境界地震によって引き起こされる長周期地震動の精度良い予測を目的として,地震動計算手法の高度化と大阪堆積盆地を対象とした盆地構造と長周期地震動の関係を精査した.震源から観測点までがある程度の距離のある場合に,全領域をモデル化し,計算を行うことは時間的なロスが大きいため,震源領域を含む対規模な領域と,堆積盆地周辺の小領域の計算をハイブリッドすることによって精度を落とすことなく短時間で計算ができる方法を提案し,論文としてまとめた.大阪堆積盆地で観測されている堆積層内で生成した表面波の特徴を調べるために,深発地震によって生成した表面波に着目し,ハイブリッド法による波形モデリングを行った。既往研究において,このイベントの後続動の特徴が分析されているが,2次元の構造モデルでは振幅に関して定量的な説明には成功しそいなかった。本研究においては,3次元の速度構造モデルによって説明を試みた。そこでは2次元構造モデルでは十分に説明できなかった後続動の振幅の成因の議論を行うことができ,大阪堆積盆地構造モデルと後続波群生成の特徴に関する関係を議論することができた。これらの分析とシミュレーションは,大阪堆積盆地で生成する長周期地震動の特徴を把握し,予測地震動の高度化につながる。現時点までは本研究成果は学会発表等にとどまっているが,今後も継続的に研究を行い,論文へ取りまとめる予定にしている。
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Report
(3 results)
Research Products
(4 results)