レニウム触媒を用いるタンデム反応によるヘテロ環化合物の合成
Project/Area Number |
06F06347
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Synthetic chemistry
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
高井 和彦 Okayama University, 大学院・自然科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
YUDHA S S. 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 外国人特別研究員
YUDHA S S 岡山大学, 大学院自然科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
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Keywords | レニウム / 活性メチレン化合物 / アリル化反応 / ヒドロアミノ化反応 / (E)-エナミド / 末端アルキン / ピロリジノン / アセチレンケトン / 2,5-ニ置換フラン / 環化反応 |
Research Abstract |
1,3-ジケトンやβ-ケトエステルなどの活性メチレン化合物のアリル化反応として、パラジウム触媒によるπ-アリルパラジウム中間体を経由する辻-Trost反応が知られている。この反応は一般的に塩基を添加する必要がある。レニウム触媒[ReBr(CO)_3(thf)]2を用いると、共触媒や配位子、塩基の添加なしに、β-ケトエステルのアリル化が良好な収率で進行することを見いだした。β-ケトエステルより酸性度が低い1,3-ジエステルを用いた場合でも収率よく反応が進行した。 また、活性化されていない末端アルキンをレニウム触媒Re_2(CO)_10存在下に、アミドであるピロリジノンを加え115℃に加熱すると、アセチレンのアンチMarkovnikov型でのヒドロアミノ化が進行し、(E)-エナミドが生成することを見いだした。現在、段階的な反応を検討している。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)