実験施設統合型ハイブリッド実験手法の開発と大型構造物の地震応答再現
Project/Area Number |
06F06398
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Building structures/materials
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中島 正愛 Kyoto University, 防災研究所, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
WANG Tao 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
TAO Wang 京都大学, 防災研究所, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥2,400,000 (Direct Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥800,000 (Direct Cost: ¥800,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | ハイブリッド構造実験 / 公散処理 / 汎用有限要素法解析 / サブストラクチャ法 / 準ニュートン法 / 分散処理 |
Research Abstract |
日本発の耐震工学手法・技術であるハイブリッド構造実験を対象に,本実験におけるサブストラクチャ法との結合における新展開として,(a)汎用有限要素解析コード等の既存数値解析技術を最大限に利用すること,(b)構造実験部を複数用意しまたそれぞれの実験を別の研究機関が請け負う方法を用いることを考え,その具体化を図るとともに実際のサブストラクチャハイブリッド構造実験からその有効性を明らかにする.(1)インターネット間の高速データ交換法の開発;(2)準ニュートン法の二重適用手順の精度評価と精度向上アルゴリズムの開発;(3)共有データベースシステムの整備;(4)基礎構造物系を対象としたハイブリッド構造実験の実施,からなる研究計画を設定し,最終年度である本年度は,(4)に取り組むとともに最終成果の公表に努めた.具体的には,下部に杭基礎を,上部に鉄塔をそれぞれ有するSRC構造物を想定し,杭基礎部分には,地盤系解析に強みを発揮する汎用有限要宗法解析コードを,鉄塔には金属系材料に対する非線形解析に強い別の汎用有限要素法解析コードを,そしてSRC構造部分のうち特にその履歴が複雑である下部壁部分を実験部分とし,他はファイバーモデルを用いたRC系解析が得意なもう一つ別の汎用有限要素法コードを用いるという複雑なサブストラクチャハイブリッド構造実験を実施した.準ニュートン法を基軸とする試行錯誤計算法を適切に利用することによって,それぞれのコードが本質的にもつ秘匿性を堅持しつつも,適切な応答が得られること,ときどきの剛性を割線剛性として評価することから,指向錯誤計算の効率化が図れることを明らかにした.
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Report
(3 results)
Research Products
(6 results)