有機合成化学を基盤とする難病克服をめざした創薬化学研究
Project/Area Number |
06F06455
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Drug development chemistry
|
Research Institution | Kyoto Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
木曽 良明 Kyoto Pharmaceutical University, 薬学部, 教授
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
REGNIER Thomas 京都薬科大学, 薬学部, 外国人特別研究員
THOMAS REGNIER 京都薬科大学, 薬学部, 外国人特別研究員
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2008: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2006: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
|
Keywords | 筋ジストロフィー / ネガマイシン / SARSコロナウイルス / 不斉合成 / プロテアーゼ阻害剤 |
Research Abstract |
我々のグループでは、基質遷移状態概念に基づいて、アスパラギン酸プロテアーゼ阻害剤などのペプチドミメティックスのデザイン・合成・医薬化学研究を行って、高血圧、エイズ治療薬、アルツハイマー病治療薬などの創製を行ってきた。本研究課題においては、基質遷移状態をミミックしたイソステアを導入したペプチドミメティック化合物のデザインと合成を行って構造活性相関研究を進め、病原体酵素活性部位をターゲットとした阻害剤の創製をめざした。 具体的にはまず、筋ジストロフィー治療薬をめざした研究を行った。放線菌由来ジペプチド系抗生物質ネガマイシンがジストロフィン発現に有効であることがわかっているのでネガマイシン誘導体の合成を行った。Boc-Glycinalを出発物質として高い収率でネガマイシンとその誘導体の合成に成功した。さらにその誘導体の合成も行った。 また、SARSコロナウイルスの3CLプロテアーゼ阻害剤のデザインと合成を行い小分子化と構造最適化を進めた。ジペプチドおよびトリペプチドKNI-30023が強いSARSコロナウイルスプロテアーゼ阻害作用を持つことを見出した。 医薬品開発及び疾病診断の強力なツールとして注目されている分子イメージングの手法を本研究に応用するため、PETイメージング用の分子プローブの作成を試みた。BACE阻害剤KMI-1340がIC50=23nMという強いBACE阻害活性を示し、プローブ作成用のコールド化合物として有用であることを示した。
|
Report
(3 results)
Research Products
(10 results)