Project/Area Number |
06F06817
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 外国 |
Research Field |
Civil and environmental engineering
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
味埜 俊 The University of Tokyo, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
MUTEKANGA David Rohinson 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 外国人特別研究員
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
Fiscal Year 2007: ¥700,000 (Direct Cost: ¥700,000)
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Keywords | 持続可能な開発のための教育(ESD) / 環境教育 / 国連 / 国連大学 / 地域拠点(RCE) / ミレニアム開発目標 / 貧困削減 / 機関連携 |
Research Abstract |
国連大学が持続可能な開発のための教育(ESD)を世界の現場レベルで推進するために提唱しているESDに関する地域の拠点(RCE)が現在世界で47箇所同大学により認定され、アフリカでも6箇所認定されている。本研究では、アフリカにおいてRCEが果たしている役割、RCEがもたらしている開発過程の変化、RCEが抱える課題を明らかにすることにより、アフリカにおける持続可能な開発にRCEが真に貢献できるように政策提言することを目的とした。手法としては、文献調査、アフリカのRCE(ガーナ、ナイロビ広域圏、クワズル・ナタール)への現地調査、日本のRCE仙台広域圏等への現地調査による比較、南アフリカのダーバンで開催された第4回世界環境教育会議等国際会議への参加を通じた他地域のRCEとの情報交換等によった。 これらにより、アフリカにおいてRCEが果たしている役割としては、(1)研修教材開発や学校や学生を巻き込むことによるESDに関する普及啓発、(2)貧困削減や生活水準の向上、(3)RCE内における関係機関間の連携及びRCE間における連携の促進、(4)ミレニアム開発目標の達成への貢献が挙げられた。また、RCEがもたらしている開発過程の変化としては、(1)関係機関の協働の促進、(2)対話・交流の増加、(3)政策決定構造の改善、(4)開発援助から投資促進への動きが挙げられた。RCEが抱える課題としては、(1)教育の質の維持、(2)資金的人的資源の不足、(3)信頼関係の構築、(4)地域住民からの高い期待、(5)能力を超えた過剰な熱意、(6)よい政策の欠如が明らかになった。
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