Project/Area Number |
06J00019
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied microbiology
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Research Institution | National Agricultural Research Organization |
Principal Investigator |
小谷 真也 National Agricultural Research Organization, 食品バイオテクノロジー研究領域生物機能解析ユニット, 特別研究員PD
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 放線菌 / シデロフォア / NMR / 気菌糸 / 活性物質 / 構造決定 / foroxymithine / coelichelin / 鉄キレート |
Research Abstract |
シデロフォアとは微生物の分泌する低分子性鉄キレート物質の総称である。中でも病原菌においてシデロフォアがその病原性に深く関わっていることが知られている。さらにある種のシデロフォアが気菌糸を誘導することが報告されている。また、最近の研究により、Streptomyces属に特有なシデロフォアが見つかって来た。そこで、Streptomyces属に分布するシデロフォアの多様性を探るために、農学上問題となっているそうか病放線菌Streptomyces scabies、およびその亜種において、シデロフォアの単離・構造決定を行った。S. scabiesおよびS. tugidiscabiesを鉄欠損液体培地で培養した。その後、菌体除去後、培地成分を減圧濃縮した。濃縮したサンプルから液体クロマトグラフィーを用いてシデロフォアを単離し、さらにNMRおよびESI-MSスペクトラムの解析によりその化学構造を決定した。その結果、S. scabiesのシデロフォアは、S. antibioticusから既に得られているantichelinと同定された。また、S. tugidiscabiesからも構造類縁体turgichelinが得られ、NMRおよびESI-MSスペクトラムの解析によりその化学構造を決定した。筑波山の土壌から単離した放線菌Streptomyces sp. TM-34からもtsukubachelinと命名した構造類縁体を得て、同様にNMRおよびESI-MSスペクトラムの解析を行い、その化学構造を決定した。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)