Project/Area Number |
06J00823
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Applied animal science
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Research Institution | The Institute of Physical and Chemical Research |
Principal Investigator |
若山 清香 The Institute of Physical and Chemical Research, ゲノム・リプログラミング研究チーム, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost: ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | クローン / オーダーメイドES細胞 / 受精失敗加齢卵子 / 体細胞核移植 / ntES細胞 / ES細胞 |
Research Abstract |
体外受精に失敗した卵子を用いたマウスの体細胞クローンES細胞の作製クローン動物の作出や、クローン胚から免疫拒絶反応が起こらない患者自身のオーダーメイドES細胞(クローンES細胞)を樹立するためには、新鮮な卵子が不可欠だと考えられてきた。しかし韓国の論文捏造事件でも議論されたが、この技術の最大の問題点は健康な女性から多数の新鮮な卵子の提供を受けなければならないことであり、コスト面だけでなく倫理面からも卵子の利用が制限されていた。ところが体外受精などを行う不妊治療の現場では、受精しなかった卵子が毎日たくさん破棄されている。もしこの廃棄されている受精しなかった卵子を核移植に使うことができれば、使用できる卵子の制限がなくなり研究が大きく前進するだろう。そこで我々はマウスの体外受精を行い、受精失敗加齢卵子(Aged,fgrtilization-failure oocyte: AFF卵子)を用いて核移植を行ってみた。その結果、クローン胚盤胞まで発生した胚からは、クローンES細胞が比較的高率に樹立でき新鮮卵子を用いた場合との差は見られなかった。次に、AFF卵子から樹立されたクローンES細胞が本当にES細胞と呼べるものなのか調べてみた。核型およびES細胞のマーカー染色はすべて正常であり、またクローンES細胞由来の4倍体キメラも生まれてきた。これらの実験により、AFF卵子を利用して樹立されたクローンES細胞が受精卵由来ES細胞とまったく同等であることが証明できた。
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Report
(2 results)
Research Products
(10 results)