東アジアの照葉樹林帯における諸民族の住まいをつくりだす文化的枠組みの比較研究
Project/Area Number |
06J01507
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Town planning/Architectural planning
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Research Institution | Mimasaka University |
Principal Investigator |
谷内 麻里子 Mimasaka University, 大学院・生活科学研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2008
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
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Budget Amount *help |
¥3,400,000 (Direct Cost: ¥3,400,000)
Fiscal Year 2008: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2007: ¥1,100,000 (Direct Cost: ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,200,000 (Direct Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 住まい / 少数民族 / ネワール族 / 汚れ / 儀礼 / 祝祭・年中行事 / 照葉樹林文化 / 宗教的行為 / ネワール族の住まい / 行動のしかた / 空間認識 / 空間概念 / 空間的な秩序 |
Research Abstract |
平成20年度における本研究の実施状況は以下のようである。 1.平成20年度は、平成18年度から平成19年度におこなったネパール・カトマンドゥ盆地西南部の農村部の集落コカナと、同・ブンガマティにおけるネワール族のジャプ、シャケ、バズラチャルヤなどのジャートの住まいと暮らしの調査資料をもとに、住まいをつくりだす文化的枠組みの追究をおこなった。特に今年度は、住まいの空間的秩序がより鮮明に現れると考えられる、通過儀礼および祝祭・年中行事などの非日常的生活に注目した分析を進めている。 さらに、平成19年度におこなったカトマンドゥ盆地西南部キルティプールの、マハルジャン、プラダン、タンドゥカール、コパリなどのジャートの住まいと暮らしの調査資料をもとに、ネワール族に受け継がれてきた住まいをつくりだす空間概念の連続性と変化をとらえようとしている。 これらの成果の一部は、日本建築学会、日本民俗建築学会等の各学会において口頭発表した。また学術雑誌に投稿掲載した。 2.平成20年度は、(1)9月1日〜9月4日にネパール中部に位置するバンディプールに居住するネワール族のプラダンの住まいの調査、(2)9月6日〜9月11日にカトマンドゥ盆地・ティミの北部に位置するボデ地区に居住するネワール族の住まいの調査(そのうち、シュレスタの6戸、プラジャパティの2戸、サフカラの2戸、ツォンディオの1戸、の住まいの精密調査)をおこなった。 調査内容は、居住する家族、住まいの空間的な構成とその展開、日常的・非日常的生活における人びとの行動、汚れの観念などである。また、儀礼および年中におこなわれる祝祭などにおける人びとの行動と空間認識である。 現在、これらの調査で得られた資料の整理・分析を継続しており、今後はその成果を、所属する各学会に口頭発表するほか、学術雑誌に投稿する予定である。
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Report
(3 results)
Research Products
(29 results)