インド農村社会における不妊をめぐる生殖医療と多元的医療実践に関する人類学的研究
Project/Area Number |
06J01702
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
|
Research Institution | National Museum of Ethnology (2007) The Graduate University for Advanced Studies (2006) |
Principal Investigator |
松尾 瑞穂 National Museum of Ethnology, 民族社会研究部, 特別研究員(PD)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2007
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
|
Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | 文化人類学 / インド / ジェンダー / 不妊 / 生殖医療技術 / 代替医療 / 医療化 |
Research Abstract |
最終年度にあたる今年度は、インド西部マハーラーシュトラ州プネー市および近郊農村における短期間の補足的な現地調査を行った。具体的には、都市部における医療関係者への追加調査および診察などの参与観察、農村のフォローアップ、祭礼の参与観察などである。こうした現地調査に加えて、通年で行った文献の読解・分析を通して得られた今年度の研究成果としては、主要学会誌である「南アジア研究」を始めとする学会誌に学術論文を2本、「季刊民族学」を始めとする商業誌への寄稿文を2本、『医療人類学のレッスン』(共著)という学部生向けの医療人類学の教科書を1冊、執筆、刊行したことがあげられる。また、国内学会においても、日本文化人類学会を始めとする学会において4度の口頭発表を行った。これらの研究発表では、参加者からの多くの有益なコメントを頂戴することで、研究課題の学会におけるシェアと成果の還元が可能となった。いずれの論文・発表においても、インド社会における生殖医療技術をめぐる医師集団の言説分析および、インド調査村における民族誌的データの提示と分析を行うことによって、「インド農村社会における不妊をめぐる生殖医療と多元的医療実践に関する人類学的研究」という本研究課題の深化につとめたものである。1年を通した研究活動によって、現地調査による民族誌データの収集、および学会での研究発表、学会誌への論文投稿による研究成果の還元、という初年度にたてた研究目標を達成することができた。
|
Report
(2 results)
Research Products
(11 results)