Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
電気神経生理学の動物実験では感覚刺激・行動・注意等と神経細胞の発火頻度(レート)の相関関係がよく調べられます.広く使われているレート推定の手法に,同一刺激下で行われた複数回の試行のスパイク時系列を適当な時間幅をもつ区間に分割し,その中でのスパイク生成数を棒グラフとして表すPeristimulus Time Histogram(PSTH)があります. PSTHの形状は分割する区間の時間幅(ビン幅)に依存するにもかかわらず,区間幅は多くの場合研究者により恣意的に決められてきました,そこで我々は実験データから最適区間幅を導出する手順を考案しました.また,実験データ数が非常に少ない場合は最適幅が非常に大きくなってしまうことがあります.こうした場合に用いる指針として,我々は所望の区間幅を得るのに必要な実験回数を推定する方法も考案しました. これらの研究成果は神経科学データの解析だけでなく,一般の密度推定においても活用できます.
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