TeVγ線ステレオ観測を用いた超新星残骸銀河面探査による粒子加速機構の系統的解明
Project/Area Number | 06J03212 |
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Condensed matter physics 1
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Research Institution | Kyoto University |
Research Fellow |
東 悠介 Kyoto University, 大学院・理学研究科, 特別研究員(DC1)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed(Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost : ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007 : ¥900,000 (Direct Cost : ¥900,000)
Fiscal Year 2006 : ¥1,000,000 (Direct Cost : ¥1,000,000)
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Keywords | 大気チェレンコフ望遠鏡 / TeVガンマ線 / 超新星残骸 / パルサー星雲 |
Research Abstract |
前年度にCANGAROO-IIIを用いて観測した未同定天体HESS J1804-216のさらに詳細な解析を行った。具体的には600GeV以上のガンマ線の微分スペクトラム、および放射領域の形態、そのサイズを求め、これらの結果がHESSグループにより求められていた結果と矛盾のないことを確かめた。特に天体の形態、サイズが大きいことを確かめたことにより、この天体が銀河系内の天体であり、放射候補源として超新星残骸もしくはパルサー星雲であることを強く示唆する結果となった。さらに電波、赤外、X線、GeVガンマ線などの観測データと合わせて多波長のスペクトラム解析を行った。スペクトラム解析では放射起源として超新星残骸、およびパルサー星雲の二つの可能性があるとし、さらにそれぞれに対して陽子起源、電子起源のモデルフィットを行った。それらの結果、放射機構、放射領域の磁場などに制限を与えることができた。これらの研究は近年数が増えてきている他の未同定TeVガンマ線の解析、考察における指標になりうるものである。転じて今後の宇宙線加速機構の解明につながることが期待される。これらの結果は論文にまとめ、現在Astrophysical Journalに投稿中である。
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Report
(2results)
Research Products
(1results)