Project/Area Number | 06J06288 |
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Stratigraphy/Paleontology
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Research Institution | Tokyo Gakugei University(2007) National Museum of Nature and Science, Tokyo(2006) |
Research Fellow |
佐藤 たまき Tokyo Gakugei University, 教育学部, 助教
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed(Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥2,300,000 (Direct Cost : ¥2,300,000)
Fiscal Year 2007 : ¥1,100,000 (Direct Cost : ¥1,100,000)
Fiscal Year 2006 : ¥1,200,000 (Direct Cost : ¥1,200,000)
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Keywords | 古生物学 / 中生代 / 爬虫類 / 記載 / 生物地理 / 生層序学 / 環太平洋 / 国際研究者交流(カナダ、中国) / 国際研究者交流 |
Research Abstract |
本研究では環太平洋地域における鰭竜類の進化に関する既存の仮説の検証などを通して、系統進化と絶滅パターンの解明を目指した。具体的には、標本の記載や再記載などを通じて分類学と生層序学的な分布についてのデータを集め、古生物地理の観点からもデータの分析を行った。本年度は研究の三年計画の2年目(研究代表者の身分変更のため、最終年度となる)にあたり、昨年度の研究活動で得られたデータの整理と解析などを進めて出版や学会発表を行った。また、更に新しい標本についての情報を中国とカナダで集めた。具体的な内容は以下のようにまとめられる。 1.カナダ自然博物館において、同国北極圏のジュラ系及び白亜系の首長竜化石標本の記載や層序に関するデータのコンパイル、環太平洋地域との生層序学及び生物地理的な比較を行った。中生代の高緯度地域に生息した海生爬虫類として、ここまで詳細なデータが公表できるようになったのは初めてのことである。研究内容の一部は日本古生物学会のシンポジウムにて学会発表され、新属新種を記載する論文が現在印刷中である。 2.中国の国立自然科学博物館(台湾)、古脊椎動物古人類学研究所(北京)、淅江自然博物館(杭州)において、中国南西部三畳系から多産する海生爬虫類のうち、鰭竜類ピストサウルス類及びタラットサウルス類の記載的研究及び系統解析を行った。タラットサウルス類の新種の記載論文が出版され、鰭竜類の研究も現在論文を執筆中であり、国際学会における発表を予定している。
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Report
(2results)
Research Products
(5results)