オーストラリア多文化主義下のトンガ系子弟の中等学校教育に関する社会人類学的研究
Project/Area Number |
06J07434
|
Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Cultural anthropology/Folklore
|
Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
西谷 真希子 Tokyo Metropolitan University, 人文科学研究科, 特別研究員(DC1)
|
Project Period (FY) |
2006 – 2008
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 2008)
|
Budget Amount *help |
¥2,800,000 (Direct Cost: ¥2,800,000)
Fiscal Year 2008: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
|
Keywords | オーストラリア / トンガ / インターネット / トンガ移民 / ネットワーク / トンガ系子弟 / ラトルーブ大学 / フィールドワーク |
Research Abstract |
本年度は、研究課題「オーストラリア多文化主義下のトンガ系子弟の中等学校教育に関する社会人類学的研究」の最終年度として、オーストラリア、メルボルンにおける長期調査を重点的に行った。4月から6月にかけては、長期調査に向かうための準備、計画を整えると共に、昨年度の調査データを元にした投稿論文の執筆に努め、その成果を京都大学で実施された日本文化人類学会の研究大会において発表した(発表題目:コミュニケーション・ツールから見た第二世代のトンガ人のネットワークーオーストラリア・メルボルンにおける調査から)。本研究が主要な研究対象としている10代のトンガ系子弟は、インターネットを通じたコミュニケーションを大変重要視している。特にトンガ文化の文脈において外出の自由が制限されている女子にとって、家庭にいながら友人と交流することができるツールとして、インターネットは重要な位置にある。研究者はインターネットの意義をトンガ人子弟のおかれている文化的文脈の中から考察した。 また、7月から3月までの計8ヶ月では、オーストラリア国メルボルン市において文献資料の収集と、トンガ系住民を対象としたフィールドワークを行った。文献資料の収集は主に現地所属機関であるラトルーブ大学の図書館と、ヴィクトリア州立図書館において行った。フィールドワークは、ラトルーブ大学のヘレン・リー上級講師の指導の下、トンガ系住民の通うメルボルン市内西部の教会にて行った。また、11月にはトンガ王国での三週間の短期調査を実施し、統計局での資料収集と、各高等学校の同窓会事務局担当者にインタビューを行い、海外移住者からの同窓会援助の実態について調査した。
|
Report
(3 results)
Research Products
(2 results)