自然免疫(Toll様受容体シグナル)におけるJAK-STATとSOCS1の役割
Project/Area Number |
06J08810
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Immunology
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
木村 彰宏 Osaka University, 生命機能研究科, 特別研究員(PD)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 自然免疫 / SOCS-1 / JAK-STAT / LPS / glucocorticoid receptor |
Research Abstract |
これまでの研究成果からLPSシグナルにおいてJak2-Stat5がIL-6の産生に関与しており、SOCS-1はJak2-Stat5を抑制することでLPSシグナルを直接的に制御していることを明らかにした。また、LPSによるIL-6の産生機構においてStat5はIκBζ-p50と複合体を形成しており、との複合体がIL-6のプロモーター領域に結合してその産生を誘導していることを解明した。今回、LPSシグナルにおけるStat5の詳細な作用機構を明らかにするためにマクロファージ特異的にStat5を欠損させたconditional KO (cKO)マウスを作製した。このStat5 cKOマウスからマクロファージを採取し、コントロールのwild type (WT)のマクロファージとともにLPSで刺激した後IL-6の産生について比較した。その結果、Stat5 cKO由来のマクロファージではWTに比べLPSによるIL-6の産生が顕著に抑制されていることが明らかとなった。これまでの結果と同様にStat5 cKOマウスの結果からもLPSシグナルにおけるStat5の関与が証明された。さらにこれまでにLPSによりSOCS-1が誘導されGlucocorticoid Recoptor (GR)のりガンドであるdexamethasone(Dex)とLPSの共刺激によりSOCS-1の発現が促進されることが明らかにされた。またこのDexがLPSによるIL-6の産生を抑制することも示されたことから、このDexの抑制機構においてSOCS-1が関与しているかを調べるために現在SOCS-1をマクロファージ特異的に欠損させたcKOマウスを作製しており、解析を進めている。
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Report
(2 results)
Research Products
(4 results)