自己完結型システム構成を用いた超高速全光A/D,D/A変換に関する研究
Project/Area Number |
06J08908
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Research Category |
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
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Allocation Type | Single-year Grants |
Section | 国内 |
Research Field |
Communication/Network engineering
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
西谷 隆志 Osaka University, 大学院・工学研究科, 特別研究員(DC2)
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Project Period (FY) |
2006 – 2007
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2007)
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Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Keywords | 光信号処理 / A / D変換 / D / A変換 / 非線形光学効果 / 光通信 / 光ファイバ / 光空間並列処理 / 光多重化技術 |
Research Abstract |
本研究の目的は,外部制御を必要としない自己完結型システム構成を用いた超高速全光A/D,D/A変換の実現である.本年度は,全光A/D変換の研究において足踏み状態にあった分解能の飛躍的向上を可能とする新たなシステム構成を提案し,これまでの技術では未到達であった4ビット全光A/D変換の実証を行った。得られた成果は以下のとおりである. 1)昨年度の成果を踏まえて検討した結果,高分解能化には光インターコネクションを用いた光符号化が有用であることを確認し,この手法を用いて3ビット全光A/D変換の実証実験および性能評価を行った。(雑誌論文2本) 2)提案する全光A/D変換の分解能が自己周波数シフトの結果得られた光信号のスペクトル幅に反比例することに着目し,ファイバ内非線形光学現象を用いたスペクトル圧縮技術を導入した高分解能化が可能な新たなシステム構成を提案した.(国際会議1本) 3)高分解能化において最も重要となるスペクトル圧縮用光ファイバパラメータの設計を行った。設計した光ファイバを用いて実験を行った結果,約2倍の分解能向上が可能であることを確認した.(国内会議1本) 4)提案するシステム構成を用いて実際に実験を行い,これまでの技術では未到達であった4ビット全光A/D変換を初めて実証した.(国内会議1本,国際会議1本,雑誌論文1本)さらに,ファイバ伝播シミュレーションにより提案する全光A/D変換のスループットおよび分解能の評価を行った結果,ファイバの設計により電気A/D変換の性能限界を超える100Gb/s,4bit全光A/D変換が実現可能であることを示唆した.(国内会議1本)
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Report
(2 results)
Research Products
(16 results)