Budget Amount *help |
¥1,900,000 (Direct Cost: ¥1,900,000)
Fiscal Year 2007: ¥900,000 (Direct Cost: ¥900,000)
Fiscal Year 2006: ¥1,000,000 (Direct Cost: ¥1,000,000)
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Research Abstract |
本研究はユビキタス環境でのグループ通信を可能とするオーバレイマルチキャスト(ALM)プロトコルの設計と実装に関するものであり,前年度から引き続き行っている.現在提案されている数々のALMプロトコルを解析し,どのプロトコルも簡単に実装でき,実ネットワーク上で実行できるようにするためのミドルウェアの考案,設計を前年度に引き続き行い,"A Middleware for Implementation and Evaluation of Application Layer Multicast Protocols in Real Environments"の題目でNOSSDAV2007にてプレゼンテージョン,意見交換をした. また,ALMにおけるストリームの受信安定度を高めることを目標に前年度から行ってきたノード安定度を考慮したALMプロトコルに関する研究を引き続き行った.これは現在提案されている多くのALMプロトコルはノードの予測不能な離脱への対応がそれほど良くないという問題を解決するために,ノードの離脱しやすさ(不安定さ)という新しい概念を敢り入れ,離脱しにくいノード程ツリートポロジーの上位へ,離脱しやすいノードを下位へというように移動させることによってツリー全体の安定性を高めるものである.これについては,"安定したストリーム配信を実現するオーバレイマルチキャストプロトコルの設計とPlanetlab上での実装実験"の題目で情報処理学会マルチメディア通信と分散処理ワークショップ(2007年11月)でプレゼンテーション,意見交換をした.さらに,本論文は"学生優秀論文賞"を受賞した.また,同じ概念で,"Stability Oriented Overlay Multicast for Multimedia Streaming in Multiple Source Context"の題目でICC2008に投稿し,採録が決定されている.
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